健康診断のインスリン、C-ペプチドについて

インスリンというのは、膵臓全体で約１００万個が点在するランガルハンス島という微小な器官の中にあるβ細胞で合成されて血液中に分泌される、すべてのホルモンの中で唯一血糖降下作用があるホルモンだそうです。
基準値は３～１２μU/mlだそうです。
基準値を外れたときの主な病気として、高値では、２型糖尿病の一部、肥満、先端巨大症、クッシング症候群、肝疾患、インスリノーマ、インスリン自己免疫症候群だそうです。
低値だと、１型糖尿病、２型糖尿病の一部、膵疾患、副腎不全、下垂体機能低下症、原発性アルドステロン症、長期の飢餓だそうです。
インスリンの検査で、膵臓がインスリンを分泌する能力がわかるそうです。また、肝臓や筋肉でのインスリンの感受性を知ることができるそうです。
インスリンが過剰に分泌されたり、インスリンの作用が低下していると高い値になるそうです。
糖尿病の病態判定の他に、低血糖や高血糖を推定することにも用いられるそうです。
C-ペプチドというのは、インスリンと同じ割合で血液中に分泌されるそうです。
血管内を循環して、腎臓から体外へと尿に含まれて排泄されるそうです。
血液中や尿中のC-ペプチドの量を調べることで、インスリンの分泌量がわかるそうです。
インスリンを分泌する膵臓ランゲルハンス島のβ細胞が破壊されて起きる１型糖尿病を診断する際の補助的な検査に用いられるそうです。
基準値は空腹時は0.5〜2.2ng/mlだそうです。
基準値を外れたら、肥満、クッシング症候群、先端巨大症、インスリン抵抗性を伴う糖尿病、インスリノーマ、インスリン自己免疫症候群の可能性があるそうです。
低値だと、インスリン分泌不全を伴う糖尿病、下垂体機能低下症、副腎不全の可能性があるそうです。  

2020.02.06