超高齢化社会に突入した日本、その中で高い質QOV(quality of vision)を保つというのはとても重要なことであるが、失明の防止を目的とした「眼科疾患の予防・早期発見」というのが今後更に重要視されていくと思われる。しかしながら、これまでの健康診断における眼科健診の位置付けというのは、眼底検査から高血圧・糖尿病などの生活習慣病を評価することが目的とされてきた。つまり、内科健診の一補助検査的役割を担っていたのだ。
加えて、平成20年から実施されている特定健康診査で「老人保健法による地域住民対象の基本健康診査」で必須とされてきた視力検査が廃止となり、唯一残った眼底検査に関してもかなりの制約の多い条件付きでの実施とされてしまっているのだ。時代背景に逆らうかのように、失明につながる眼疾患を早期に見つけ治療していく機会そのものが大幅に減ってしまっているのだ。このことは眼科医会からもデータからも確認されている。このような環境のもと、いかにして任意健診の眼科疾患に関する人間ドックを受けてもらい検出に努めるかというのが今まで以上に重要になってきているといえるだろう。
2021.03.23
食べることと寝ることをこよなく愛しています。最近はちょっとメタボ気味…まめもそろそろ人間ドック行ってきます…
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