子宮頸がんとそれに関連する疾患・病変の発見率はおよそ1%弱である。 人間ドックを定期的に受診している人であれば発見率は低下する。一方子宮体がんは40歳未満の女性で家族性大腸がんが主であり、子宮体がん全体のおよそ5%と少ないのが特徴であり、家族歴の有無で診断を行うことが可能である。しかし、人間ドックのスクリーニングでは0.05%程度の発見率である。閉経後では、経腟式超音波で内膜がん・ポリープや内膜増殖症などの内膜病変を含めて発見率は0.4%程である。そのほか、良性疾患では子宮筋腫が0.3%、卵巣腫瘍が1.2%である。
さて、婦人科ドックによってこれらの疾患が発見された際、それが腫瘍だった場合には婦人科腫瘍専門医ないし産婦人科専門医のいる施設を可能な限り紹介するのが望ましいだろう。そしてその場合、結果の報告がある施設にする方がより好ましい。その他の疾患に対しては、産婦人科専門医に紹介するのがよいだろう。現在の婦人科検診で用いられているハイリスクHPVDNA検査に代わり、HPVRNA検査が主流になりつつあるようだ。今後、HPVRNAを併用しLBCスメアの応用が今後も進んでいくと思われる。
2021.02.26
食べることと寝ることをこよなく愛しています。最近はちょっとメタボ気味…まめもそろそろ人間ドック行ってきます…
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